臓器シリーズ Vol.22 / 副鼻腔
こんにちは(^^)
淀川区・西中島/木川/十三エリアで『痛くないのに効く整体』をお届けしている整体サロンAsahiの杉本です。
「整体師が伝える臓器シリーズ」、第22弾は「副鼻腔(ふくびくう)」です。前回の「鼻」に続き、今回も顔まわりの器官のお話。花粉の季節が近づくと、気になり始める方も多いのではないでしょうか(^^ゞ
副鼻腔は、顔の骨の中にある4つの空洞
副鼻腔は、顔の骨の中にある、空気の詰まった4つの空洞です。それぞれ左右対になっていて、顔の中にこんなにたくさんの空洞が隠れているなんて、驚きですよね(^^)
前頭洞(ぜんとうどう)
おでこの奥にある空洞です。
篩骨洞(しこつどう)
鼻の付け根の奥にある空洞です。
蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)
目の奥の、さらに奥にある空洞です。
上顎洞(じょうがくどう)
頬の奥にある空洞です。
顔の骨の中に隠れている、4つの空洞
副鼻腔が担っている、4つのお仕事
この4つの空洞には、実はとても大切な役割があります。
ひとつ目は、頭蓋骨を軽くする役割。もし副鼻腔がすべて骨で埋まっていたら、頭はとても重くなってしまいます。頭蓋骨をずっしり重くせず、軽くしてくれているんです。
ふたつ目は、声を響かせる「共鳴装置」としての役割。私たちの声に厚みや個性を与えてくれているのは、この空洞たちなんです。
風邪で鼻が詰まると、声がこもるのはなぜ?
それは、声を響かせている副鼻腔の共鳴が、うまく働かなくなるから。普段は意識することのない副鼻腔ですが、声の響きにもしっかり関わっているんですね(^^)
3つ目は、空気の温度と湿度を整える役割。鼻から吸い込んだ空気を、ちょうど良い温度と湿度に整えて、肺へと届けています。冷たく乾いた空気をそのまま肺に送らないよう、副鼻腔が下準備をしてくれているんです。
そして4つ目が、「免疫の最前線」としての働きです。副鼻腔は鼻と細い通り道でつながっていて、粘膜からは常に粘液が分泌されています。この粘液が、外から入ってきたウイルスや細菌、ホコリをキャッチして、身体の奥へ侵入するのを防いでくれているんです。普段は意識することのない場所ですが、私たちを静かに守り続けてくれているんですね(^^)
整体の現場から ─ 頭蓋骨全体に出る反応
鼻づまりや鼻炎、蓄膿っぽい症状でお悩みの方の身体を診させていただくと、反応は一か所ではなく、頭蓋骨全体に出ていることがほとんどです。副鼻腔は顔のあちこちに散らばっているので、その不調も、顔や頭全体のバランスとして表れるのかもしれません。
当院では、こうした場合、顔まわりに直接アプローチさせていただくことがあります。ひとつは「クラニアルボールリフト」という手技。頭蓋骨にそっと触れているだけのように感じる、とても優しい施術法です。もうひとつは、「カッサ」を使ったケア。顔まわりのリンパの流れを、やさしく促していきます。
頭蓋骨にそっと触れる、とても優しい手技
副鼻腔の不調でご相談に来られる方に、年代や性別による特別な傾向はあまり感じません。ただ、季節による傾向は感じています。花粉の時期はもちろんですが、それ以上に、風邪が流行る季節にご相談が増える印象があります。
そしてもうひとつ、興味深く感じていることがあります。副鼻腔そのものと自律神経に、直接の関係があるわけではありません。ですが、鼻の問題が出ている方は、自律神経の不調も同時に抱えておられるケースが多い印象があるんです。顔の中心にある器官だからこそ、身体全体の状態と、どこかで繋がっているのかもしれませんね。
施術後の感想として、多くの方が「すごく顔が軽くなった」と仰います。変化が出るペースは、その方の体調によってさまざまです。焦らず、身体のペースに合わせて向き合っていくことを大切にしています。
私自身も、副鼻腔と長年付き合っています
実は私自身も、長年この副鼻腔と付き合っています。いわゆる慢性副鼻腔炎というものと、長いお付き合いなんです。ですので、これからお伝えすることは、施術者としてだけでなく、当事者としての実感でもあります。
整体と医療、それぞれの役割
もちろん整体は、副鼻腔そのものを治療するものではありません。慢性副鼻腔炎は、抗生物質による治療が必要になることも多い病気です。長引く鼻づまりや顔の痛みが続く時は、我慢せずまず耳鼻科でご相談くださいね。
「私自身の経験からも、耳鼻科での治療と整体でのケアを併用することが、最適解だと感じています」
そのうえで、全身のバランスを整えて、お身体本来の回復力が働きやすい環境をととのえること——、それが当院の役割だと考えています。
副鼻腔を労わる、4つの習慣
- 1. 日々の体調管理:睡眠不足や疲れが溜まると、副鼻腔の不調も出やすくなると感じています。特別なことでなくても、日々の体調を丁寧に整えることが、実は一番の近道だったりします
- 2. カッサでやさしくケア:私自身が毎日続けているケアです。顔まわりをやさしく滑らせるだけで、巡りが整い、顔がすっと軽くなる感覚があります。習慣にしてしまうと、無理なく続けられますよ
- 3. 加湿:空気が乾燥すると、鼻や副鼻腔の粘膜も乾いて、防御の働きが落ちやすくなります。特に空気の乾燥する季節は、加湿器などで湿度を保ってあげてくださいね
- 4. 鼻うがい:副鼻腔のケアとしてよく知られている方法です。ただし自己流のやり方は、逆に刺激になってしまうことがあります。専用の洗浄液を使い、正しい方法で行うことが大切です
※持病や体調に不安のある方は、必ずかかりつけ医の指示を優先してくださいね。
私自身が毎日続けている、カッサでのケア
まとめ ─ 顔の中に隠れた、静かな守り手
今回のお話をまとめると——、副鼻腔は顔の骨の中にある4つの空洞で、頭蓋骨を軽くし、声を響かせ、空気を整え、免疫の最前線としても私たちを守ってくれていました。整体の現場では、鼻の不調に頭蓋骨全体の反応が見られました。
副鼻腔へのいたわりは、日々の体調管理・カッサ・加湿・正しい鼻うがいの4つから。そして長引く症状は、まず耳鼻科へ。普段は意識することのない場所ですが、日頃から、身体を丁寧に労わってあげてくださいね。
最後までお読みくださって、本当にありがとうございました。次回の臓器シリーズもお楽しみに(^^)